プーと大人になった僕
実写版プーさん観ました。
なんだかもう、個人的に前半は不安材料しかなく、クリストファーロビンよ、なぜ君はそうなってしまったのか?戦争がそうさせたのか?仕事の忙しさがそうさせてしまったのか?と犯人探ししたくなるほどクリストファーロビンの荒んだ人格に目を覆いたくなるやりとりばかりでした。
「雨が降ってきた!」と蜂の巣の下で傘を広げてたクリストファーロビンは一体どこへ…。
そうか、これはクリストファーロビンだけが大人になってしまった物語なんだから100エーカーの仲間たちとの間に齟齬が生じても仕方のない悲しい話なんだよなあと。理屈ではない悲しさが押し寄せてきて意味もなく泣いてしまいました。
が、ティガーやイーヨーの登場であの楽しかったくまのプーさんの物語が戻ってくるのです!
蜂蜜のバケツに頭を突っ込んで川に流されていったおバカなプーや鏡に写る自分の姿にやたらと反応するティガー。陰気なイーヨー。
ラストは難しい問題を無理くりサクッと解決感はいなめないけれど、これぞディズニー!そう、ディズニーのなせる技なんですよね。
イギリスの街並みに合わせた薄暗いカラーのぬいぐるみたちも世界観を壊さずとても良かったです。